「RPAの活用」実態調査 【スターティアレイズ調べ】 RPA利用率は16.2%、有料版導入時は「複数人で利用できるか」を重視、 シナリオ作成の外部委託は半数超える

スターティアレイズ株式会社(本社:東京都、代表取締役:古川征且)は、「RPAの活用」に関するアンケート調査を実施し、レポートとしてまとめました。本調査は、働き方改革や新型コロナウイルスの影響でテレワークが促進される中、業務自動化や業務効率化として注目されているRPAの活用の現状とその課題を把握するために実施し、全国の企業勤務者13,203人から回答を得てまとめています。
《スターティアレイズ株式会社は、スターティアホールディングス株式会社(本社:東京都、代表取締役:本郷秀之、証券コード:3393)の連結子会社です。》
■「RPAの活用」実態調査サマリー
①勤務先でRPAを利用していると回答した方の割合は16.2%②RPAの利用者(以下、ユーザー ※1)のうち、有料版を利用しているユーザー(以下、有料版のユーザー)は54.2%
③有料版のユーザーが、導入する際に重視したことは、1位「複数人で利用できるか」(45.6%)、2位「価格」(41.8%)、3位「サポートが充実しているか」(34.6%)
④有料版のユーザーにとって、導入後にでてきた課題は、1位「ロボを作成できる人が限られている」(40.5%)、2位「RPAが社内で横展開できない」(32.1%)、3位「費用対効果が測れない」(28.7%)
⑤ユーザーの勤務先が、ロボ(シナリオ)の作成を一部でも外部委託している割合は53.7%
⑥ユーザーの勤務先が「ロボ(シナリオ)を全て自社開発」している場合でも、70%以上のユーザーが、外部委託に「興味がある」と回答した。
※1:RPAの利用者:当調査で「RPAを利用している」と回答した方2,138人のうち、より詳細な調査に協力していただいた方437人
【調査概要】
- 期間: 2022年11月9日(水)~11月16日(水)
- 方法: インターネット調査
- 対象: 全国の企業に勤める13,203人
- 内容: 「RPAの活用」実態調査 (スターティアレイズ調べ)
■調査内容
<設問①>お勤め先でRPAを利用していますか?(n=13,203人)
<結果①>「利用している」の回答は16.2%(2,138人)に留まる。
<設問②>「RPAを利用している」と回答した方へ聞きました。利用しているRPAにおいて、最も当てはまるものを教えてください。(n=437人)
<結果②>「有料ツール」の回答は54.2%(237人)、「無料ツール」は24.3%(106人)、「トライアル」が4.6%(20人)、「わからない」が16.9%(74人)という結果になった。
<設問③>RPAを「利用している」と回答した方のうち、有料版を導入している方へ聞きました。RPAを導入する際に重視したことで当てはまるものをすべて教えてください。(n=237人。複数回答可)
<結果③>1位「複数人で利用できるか」(45.6%)、2位「価格」(41.8%)、3位「サポートが充実しているか」(34.6%)という結果になった。
<設問④>有料ツールのRPAを導入している方へ聞きました。RPAを導入後にでてきた課題について当てはまるものをすべて教えてください。(n=237人。複数回答可)
<結果④>1位「ロボを作成できる人が限られている」(40.5%)、2位「RPAが社内で横展開できない」(32.1%)、3位「費用対効果が測れない」(28.7%)
<設問⑤>「有料ツール」、「無料ツール」を利用していると回答した方へ聞きました。ロボは自社で開発していますか?(n=343人)
<結果⑤>ロボの作成は「すべて自社で開発している」36.7%(126人)が最も割合が多いものの、「すべて外部へ委託している」19.0%(65人)と「一部自社で開発している」34.7%(119人)を合計すると53.7%(184人)と、一部でも外部委託している割合は半数を超えた。
<設問⑥>「すべて自社で開発している」と回答した方へ聞きました。RPA人材派遣やシナリオ作成の外部委託に興味はありますか?(n=126人)
<結果⑥>「興味がある」73.8%(93人)が最も割合が多く、「興味がない」16.7%(21人)、「わからない」9.5%(12人)という結果となった。
■まとめ
今回の調査では、勤務先でRPAを利用している方(以下、ユーザー)の割合は2割以下ですが、そのうち半数のユーザーが有料版を利用していることがわかりました。有料版を利用しているユーザーが、導入時に最も重視したことは「複数人で利用できるか」であり、続いて「価格」、「サポートが充実しているか」が続きました。価格に加えて、導入後の運用を見据えて選択した方も多いようです。 また、RPA導入後の課題は1位が「ロボが作成できる人が限られている」、2位「RPAが社内で横展開できない」と、RPAのシナリオ作成や社内のRPA運用拡大で苦労しているユーザーが多いと推測できます。 一方、勤務先でシナリオ作成の外部委託やRPA人材派遣を利用していると回答したユーザーは半数を超えており、全て自社内でシナリオ・保守を行っていると回答したユーザーも、その7割以上が外部委託・RPA人材派遣に興味を示していました。
【2022年度版】RPAツール導入に関するアンケート 調査結果レポート
資料ダウンロードはこちら■報道関係のお問い合わせ先
スターティアホールディングス株式会社 広報部 MAIL: release@startiaholdings.com
RPA「RoboTANGO」についてはこちらをご確認ください。
リリースの詳細はこちらをご確認ください。